Amatsukazeを利用し始めて、それに伴いjoin_logo_scpを使い始めたのですがが、あまりネットに情報がなかったので、備忘録を兼ねて記事にまとめてみます。
join_logo_scpとは
ロゴと音声情報からCMを判断してCMカットまたはチャプタ打ちをしてくれるソフトのことです。
CM解析方法は以下の2つになります。
- 推測構成(標準)
- 従来標準
推測構成とは
推測構成取説によると「15秒単位構成を探してロゴも考慮しながらCM位置を推測する」とあります。
こちはら現在、「標準」と言われているもので「15秒単位の構成を検索」し「ロゴ情報」と「音声情報」からCM位置を推測して判定してくれます。
判定結果はL、CM、Sponsor、ECなどがあります。
- L:ロゴがあるので本編とみなして残す。
- CM:CMとみなしてカットする。
- Sponsor:提供とみなす。設定によって後ろにAddまたはCutの判定が出ます。
- EC:エンドカードとみなす。設定によって後ろにAddまたはCutの判定が出ます。
従来構成とは
従来構成は取説によると「ロゴ端位置を調整することでロゴなし期間をCMとする」とあります。
要は上の推測構成から15秒単位の構成検索を省いたものになります。
CM位置調整方法
調整方法はパラメータを修正したり、AutoEdgeを使ったり色々な方法がありますが、だいたいの調整はAutoDelでできます。
まずは一番簡単なAutoDelから試してみましょう。
AutoDelとは
指定ロゴの位置を基準として指定範囲内に無音シーンチェンジがあれば構成をカット
JLコマンド説明_Autocutメモ
要はロゴ位置を基準に好きな時間カットできるコマンドになります。
取説にサンプルがあるので見ていきましょう。
AutoDel S 3.0 2.8 3.2 -code 1 -Nauto 1
→先頭のロゴ扱い構成で開始から3秒後に無音シーンチェンジがあればカット。
- -Nauto 1:1つ目のロゴ扱い構成、-Nauto 2なら2つめ、-Nauto -1なら最後から1つめとなる。
- -code 1:AutoDelを実行する(カットを行う)。-code 0で実行しない。-code 2は構成を再構築する。
AutoDelは本来無音シーンチェンジを検索するコマンドですが、-forceを付けることで無音でなくても検索するようなり、あらゆるシーンで使える万能カットコマンドになります。
なぜAutoDelでいいのか
「標準」の推測構成は「疑わしきは残す」の処置になっています。そのため追加は考えず、まずはカットのみを考えることになります。
続いてパラメータ調整ですが、こちらは検索の精度を調整するもので調整が非常に難しく、一つCMを取り除くためなどには向いていません
最後にAutoEdgeですが、こちらは構成をカットまたは追加に変更するコマンドになります。AutoDelが時間単位で調整できたのに対して、こちらは構成単位でしか変更ができないので、使い勝手が悪いです。
以上のことから、まずはAutoDelを覚えましょう。
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